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zoom RSS 増え続ける“ニセ電話詐欺”

<<   作成日時 : 2014/12/26 10:25   >>

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騒がれ続け、手口も報道され、警戒を呼びかけ・・・それでも増え続ける詐欺被害が今年は約500億円にも達したという。巨額さをみるといっぱしの産業分野に匹敵する。なぜ増え続けるのだろう?手口の拡大で振り込め詐欺は“ニセ電話詐欺”と呼ばれることになった。

金融機関の警報、注意は効果ない印象

銀行のATMには、これでもかというほど多種多様の詐欺注意のステッカーや警告が張り出されている。新聞報道によれば不審に思った行員の注意や質問を振り切って700万円も息子だという相手に送金してしまった・・・例もあるという。
 私自身が詐欺被害の年齢に突入しているから、他人事とは思えない。しかし、銀行の注意や警告ステッカーはあまり意味をなさないと私は思っている。なぜ効果のない呼びかけと感じるかといえば、親身になっていないからだ。
 振り込みしようとする高齢者は、息子の一大事と信じ切って銀行にやってきた・・・そういう人に向かって通り一遍の「大丈夫ですか」とか「振り込め詐欺に注意」といったところで、自分は違うと信じこんでいるわけだから、最初から聞く耳を持っていない。
 本気で防ぐためには銀行もリスクを引き受けなければならないだろう。過剰介入のそしりを恐れず、送金手続きを保留し警察に通報して警官が駆けつけるまで絶対に操作させない。万一間違っていれば謝ればいいのだが、それを避けたい。だから結果的には、金融機関の無過失を証明するための予防努力に終わっているのではないか。苦情を恐れず過剰お節介に徹しなければ高齢者の思い込みには対抗できないのである。

 昔から詐欺はカネへの欲に火をつける手腕

 昔の代表的な詐欺は、山師だった。本来は鉱脈の発見・鑑定や鉱石の採掘事業を行う人が山師だったが、ありもしない鉱脈話を持ち込んで有り金をそっくり架空の鉱山開発につぎ込ませて身ぐるみ剥いでしまう、いかさま師を呼ぶようになった。その亜流としては、豊臣が大阪城から持ちだした隠し金塊、さらに後には幕府が上州に隠した埋蔵金発掘話に移り、戦後に何度も繰り返されたのはM資金の融資話だった。M資金とは終戦混乱期に、大量の貴金属やダイヤモンドなど宝石類を含む軍需物資を進駐軍経由で裏で有利に融資を受けられる・・・という話で繰り返し大規模な詐欺事件を起こした。
 山師が狙う素封家や戦後の事業家相手のM資金詐欺と違って、ニセ電話詐欺はあまり金持ちと見られていない高齢者個人が標的にされるところが特異だが、それだけ豊かになったゆえかもしれない。しかし、詐欺の大原則どおりに、山師の投資話やM資金に載せられた事業家などと同様に、実はすべて欲とカネの誘惑である点でなんら違いがない。

 詐欺に遭う人と騙されなかった人の比較をすべき

 しかし、誰もが振り込め詐欺にひっかかるわけではない。ひっかからなかった人の方が圧倒的に多いのだが、なぜひっかからなかったかは、あまり話題にならない。その比較をしっかりしてみてはどうか。実は、我が家にも一度ならず詐欺グループらしい者から電話がかかってきたことがあるが、すぐ変な電話とわかるような話にすぎなかった。先方も深追いせずすぐ電話を切って逃げを打った。おそらく何百件、何千件もの電話を根気よく続けてその中で一件でもひっかかる人がいれば、大もうけに繋がっているのであろう。
 私の印象では、騙される共通項は、カネで始末ができる、楽にカネが儲けられる、特別に有利なカネの運用ができる・・・・、すべて道理を超えた特別の便宜がカネさえあればできるという価値観を最大限活用する。つまりカネで解決する前に守るべき道理に無頓着であることだ。初期の詐欺の典型は、息子と称する者が、会社のカネを使い込んでしまったとか、会社のカネを落としてしまった・・・だから、内緒でカネを融通して欲しい、カネさえ用意すれば使い込みも多めに見てもらえる・・・・、モラルやルールがカネで買えるという無節操がかならず筋書きの中心にある。会社に迷惑をかけたのなら、まずそれをキチンと会社に報告しなければならないと叱る親には詐欺は通用しない。 騙されないための対処法の前に、このことを肝に銘ずべきではないか。そんなことではどうにも対抗できないのだろうか。(2014.12月)

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