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zoom RSS ケンケンも、撒き餌も、かご網も禁止・・・知ってますか?

<<   作成日時 : 2017/06/30 19:33   >>

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 全国の海で、趣味の釣りが厳しい規制と禁止で固められているのをご存知だろうか。

 よく知られている例として、アワビやサザエを潜水して捕ると密漁になり、処罰を受ける・・・などだ。だが、それだけでなく、禁止漁具・禁止漁法をはじめ禁止区域も無制限といっていいほどに拡大されていて、驚いた。写真は、仕掛け網にかかった94cmの大アナゴ

雑誌記事に仕掛け網写真を載せるか、どうか?

 私がヨット雑誌に連載中の記事に、仕掛け網にかかった大アナゴ写真を載せるかどうかで、編集者が心配して修正を尋ねてきた。仕掛け網が“禁止漁具”だという。寄港先の漁港で夜、ヨットから仕掛け網を海底に下ろして、翌朝引き上げると魚やカニが捕れていることがある。編集者によると、仕掛け網自体が禁止漁具になっているから、使えないのではと心配したわけだ。私は、ご法度と知らなかったので、万一、雑誌社に迷惑をかけてもいけないので、扱いを一任した。そして、どういう規則で禁制が惹かれているか調べてみた。

ヨットで定番のケンケンは全都道府県で全面禁止!!

 規制は水産庁が「漁業調整規則」他を用意し、自治体毎に@禁止区域、A禁止期間(禁漁期)、B漁獲禁止魚類、C捕獲禁止サイズ、D禁止漁法、E禁止漁具を決めていた。そして、具体的には都道府県ごとにさらに細かく決めている。その細かいこと。
それでまずわかったのは、ヨットで太平洋岸沿いの航海で、あるいは伊豆の島にクルージングするとき、船尾からタコベイトなど疑似餌を引きずってサバやシイラ、ときにはカツオなどを釣るケンケン釣り。これが全国どこでも禁止されている!!時期によって例外的に認められる海域がある程度。

 夏の相模湾などではシイラが釣れるし、かつて関東に船を置いていたとき、石廊崎では必ずといっていいほど、カツオかサバが掛かって楽しみだった。九州の西側、東シナ海の夏はシイラが釣れすぎて困ったし、沖縄では伊江水道の北側で、1時間で10匹以上マグロとカツオが釣れたことも懐かしい思い出だ。こういうヨットでのささやかな楽しみが全部密漁だとされている。(ケンケン禁止の歴史は別項で改めて)

禁止内容は、全漁連の「海のルールとマナー」に
 
 多岐にわたる禁止内容をわかりやすくまとめているのが、全漁連のhp。その中の「プレスレリース」に『海のルールとマナー』があるので、参考にできる。
https://www.zengyoren.or.jp/information/detail.php?type=press&id=65

禁止内容は細かいが、海のどこが禁止水面かは闇の中

 @からEまでの禁止分類はわかるが、それが海のどの場所で禁止されるか、一切触れていない。肝心な、一番重要なことがあいまい過ぎる。
 「漁業調整規則」でも、それをわかりやすくまとめた「海のルールとマナー」を読んでも不明。やっとそれらしい文言を見つけたら、私など遊漁者(水産庁は役所言葉で、趣味の釣り人をこう呼ぶ)に対して「【一定の水面】について、これらの@〜Eの規制・禁止を決めている」としか記していない。「一定の水面」とはどういう水面なのか?

港内に漁業権がないことを知られたくない?水産庁

 そこで霞ヶ関の水産庁の担当部(沿岸・遊漁室)に教えを請うた。以下はその電話のやりとり(概要)
問:漁業調整規則や全漁連の海のルールとマナーなどにある、遊漁の規制や禁止を定めている「一定の水面」とは、どういう水面か、記載がないので教えて欲しい。
室:どちらにお住まいか?(神奈川県と答えると・・・)それなら神奈川県庁の水産課に問い合わせれば具体的によくわかる。
問:自治体が決めている個別の水面位置などでなく、水産庁が定めている全国共通の規範としての「一定の水面」とは何かを知りたい。
室:いろいろあるから、県庁に問い合わせて欲しい。
問:漁業権のことがでているが、一定の水面とは漁業権が設定されている水面ごとに個別の規定があると理解していいか。
室:そういう解釈でよい。
問:ところで、港湾(国交省管轄の港)や漁港(水産庁管轄の港)には、漁業権は設定されないというが、それで正しいか。
室:漁業権は設定されていない。
問:ということは、漁業調整規則で規制される魚種とか漁具、漁法などの規制も、港湾と漁港内では適用されないと理解して良いか。
室:一定の水面の規制詳細は県庁に尋ねて欲しい。
問:具体的に神奈川県のどこに漁業権のない場所があるかではなく、定義を知りたい。
室:調整規則だけでなく他の条例、規制もある。
問:防波堤などに立入禁止が表示されたりしているが、それか?
室:そうだ。
問:それは安全確保のための部外者立入禁止であって、遊漁の規制とは別ではないか。
室:急な電話が入ったから、(と言って電話を切られた)。

 印象だが、本当に緊急の電話が入ったのかもしれないが、港湾と漁港に漁業権がなく、一定の水面は港内には及ばない・・・と知られたくないのではとも思われた。一定の水面と謳う以上、その定義を記載すべきだろう。しかし、漁港内に規制・禁止が及ばないと知られると、無法な釣り人が傍若無人に振る舞っても対抗できず、漁港の秩序が守れないと危惧しているのかもしれない。が、だからといって、あたかも漁港内まで調整規則が及ぶと思わせて運用するのは、脱法になりかねない。
 北海道の漁港で、岸壁から貝を捕ろうとしたら、漁協職員?が駆けつけて密漁になると咎められた。岩手の漁港でも若い組合員に尋ねると岸壁のワカメも組合のものだから取るなと言われた。そういうとき、漁業権が及ばないなど理屈を言っても、わかる相手でないし、些細なことで不快な思いをしたくないから、黙って自粛する。一方、北海道の島では、岸壁のウニを尋ねると、港内のウニなど油くさいからやめとけと笑われたこともある。ただ、岸壁沿いに仕掛け網を入れるのはやはり違反でないのでは。(2017.6)


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